今朝の読売新聞にちょっとした車両に興味のある人ならすぐに
わかるような誤報と思われる記事が出てました。
まず問題の記事はこれです。
『JR北、レール検測車老朽化…78年製1台のみ』
JR北海道でレールの幅などに267の異常箇所が見つかった問題で、同社がレールの検査に
使っている唯一の車両が、旧国鉄時代の1978年に製造されていたことが分かった。
同型車両は87年の分割・民営化時、旧国鉄からJR6社に9台引き継がれたが、現在稼働して
いるのは北海道の1台を含めて2台だけ。専門家は「老朽化した1台だけでの検査態勢は不十分だ」とJR北海道の安全意識に疑問を呈している。
この車両は「軌道検測車」と呼ばれ、走行しながら2本のレールの幅や高低差、ゆがみなどを
チェックする。この検測車を含む、旧国鉄から引き継がれた9台は、60年代〜80年代前半に
製造された。その後、JR東海では98年に、JR東日本などでも2003〜08年に順次、使用を
やめ、新型の検測車を導入。現在、JR北海道以外で同型の検測車は、JR九州で1台稼働して
いるだけだ。
読売新聞9月27日(金)
これ鉄道に興味のない読者が読んだら、全面的とは
思わなくてもほぼ確実に検査体制の不備も原因だと思って
しまうだろう。
この記事問題と思われる点
・検測車が国鉄時代の旧型1台しか所有してない
これ記事の途中にも出ているが、JR東日本が導入した
新型の検測車を年一回借り入れて使っており、この記事の
旧型車は予備的存在です。
それとまるで旧型だから検測出来ていないとこの記者は
もって行きたいのだろうが、連日の報道で検測結果の時点で
不具合は計測しておりそのデータに目を瞑っていたことが
問題と判明している。
・専門家が旧型を使用しての検査体制を指摘
これもちょっと鉄道車両に興味のある方ならすぐにJR東日本の
新型車両を借りて検査してるだろう!ってツッコミ入れてたくなり
ますよね?!
この検測車両の借入はwikipediaにも書いてあります。
・北海道の他は九州の1台以外新型が稼動している
まだ上場していない3島会社は新型検測車はもっていない
本州の会社から新型を借りている。大手私鉄の一部も
本格的な検測車を導入しているのは稀である
この記事を読んで思うのは、この記者はJR北海道の危険を
煽るような記事を書いて注目を引こうとしているんだと思う。
こんだけインターネットが発達している時代、先に指摘した点は
ちょっと検証すればすぐに間違っていることに気づくはずだ
とにかく話題性だけに特化している
確かにここ数年のJR北海道の失態をかばうことは出来ないが
でたらめな記事を書くのはどうかと思う。
いつもこのような鉄道に限らず注目を集めている事故などに
関連する記事の中であきらかに間違っている記事が必ずといって
良いほどでてきますね
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