日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長と韓国
オリンピック委員会(KOC)の金正幸会長は9日、ブエノス
アイレスで会談し、韓国で開催される2018年平昌冬季五輪
と20年東京夏季五輪の成功に向け、全面的に協力すること
で合意した。
日韓関係が冷え込む中、東京の五輪招致成功を機に新たな
動きが生まれる可能性もある。日本には過去2度の冬季五輪を
開催したノウハウがある一方、韓国は昨夏のロンドン五輪で
日本の倍近い金メダル13個を獲得するなど近年は競技力で
勝っている。両者は選手の交流も促進させる。
竹田会長は「両国の関係がしっくりいっていないときでも、
スポーツは互いの理解を深めることに貢献できる」と述べ、
金会長は「われわれの交流と相互協力は現在の両国の関係
を好転させることができると確信する」と応じた。
竹田会長によると、アジア・オリンピック評議会(OCA)の
アハマド会長を加えた3者会談では、「冬季五輪と夏季五輪が
続いて開催されることが決まり、アジアの平和構築にとって絶好
の機会が訪れた」とOCAも両大会の成功に最大限の支援を
約束したという。(共同)
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