現在、東京編が絶好調の連続テレビ小説『あまちゃん』だが、北三陸編のメインロケ地・岩手県久慈市は7月からが観光のベストシーズン! 7月からウニの素潜り漁を毎日見られるようになったこともあり(9月末まで)、ますます観光客数が右肩上がりだ。
ロケ地の久慈に乗り入れ、北三陸編で大活躍した北鉄(北三陸鉄道)のモデル・三陸鉄道こと三鉄にも、『あまちゃん』の世界を堪能すべく列車旅を楽しむ“ロケ地スト”が殺到している。海女衣装を着たガイドによる案内やウニ丼などの海鮮弁当を楽しめるイベント「お座敷列車北三陸号」を6月1日~9月23日(月・祝)に実施しているが、「7月に入ってからの開催分は満席が続いています。1カ月前でも埋まってしまっている日もあるんですよ」と三陸鉄道スタッフも声を弾ませる。
この夏、列車旅を盛り上げているのは『あまちゃん』だけではない。
4月からドラマや映画をにぎわせている“ガリレオ”劇場最新作『真夏の方程式』の舞台となる美しい海辺の町(ロケ地・静岡県伊豆)へといざなう海列車や、初のDVD化で話題の石原裕次郎と三船敏郎の共演作『黒部の太陽』ゆかりの黒部峡谷トロッコ電車(富山県黒部)、8月10日(土)から公開の映画『少年H』を演出した大井川鐡道(静岡)の現役SLなど、話題の作品に列車が続々と登場しているのだ。
また、過去の名作も忘れてはいけない。ドラマ『北の国から』で美しさに息をのんだラベンダー畑を走る富良野・美瑛ノロッコ号(北海道)は7月中旬に最も美しい風景を楽しめるし、式年遷宮で話題の出雲大社の前から宍道湖湖畔を走る、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の一畑電車(島根)、ドラマ『いま、会いにゆきます』で登場した谷村町駅のある富士急行線(山梨)走る、世界遺産に登録されたばかりの富士山をダイナミックに堪能できる富士登山電車も見逃せない。
このように、今も昔も、列車は実に多くの映画・ドラマを盛り上げ、ロケ地の旅を彩ってきた名脇役なのだ。この夏は駅弁をお供に、物語の世界に浸り、そしてあなた自身の物語に出会う、ロケ列車の旅に出かけよう!
2013.07.16 ロケーションジャパン8月号
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